「ガクトコイン」として話題になり、220億円という巨額の資金を集めたこのプロジェクトは、あっという間に価格が暴落し、今では“伝説の失敗例”とも言われています。
この記事では、そんなスピンドルがどうしてここまで注目され、そしてなぜここまで信頼を失ったのかを、投資の観点からわかりやすく解説します。
これから仮想通貨を始めたい方、過去の失敗事例から学びたい方に向けて、しっかりと情報をお届けします!
・スピンドル(ガクトコイン)とはどんな仮想通貨だったのか?
・なぜICOで220億円も集めながら、価値がほぼゼロになってしまったのか?
・現在も購入できる?取引所や価格の状況について
・スピンドルから学ぶべき投資リスクと注意点
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仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)とは?概要を解説!

プロジェクト名 | スピンドル(SPINDLE) |
---|---|
ティッカーシンボル | SPD |
対応チェーン | 0x1dEa979ae76f26071870F824088dA78979eb91C8 |
対応チェーン | イーサリアム(Ethereum) |
概要 | 個人投資家と暗号資産ヘッジファンドを結ぶプラットフォーム「ZETA」の開発 |
トークンの価格 | 約¥0.0009 |
時価総額 | 約¥2,500(約$18 USD) |
時価総額ランキング | 6,500位以下(ほぼ圏外) |
仮想通貨スピンドル(SPINDLE/SPD)は、2017年に日本の「BLACKSTAR&CO.」という会社が立ち上げたプロジェクトで、あのGACKTさんが広告塔として関わっていたことで「ガクトコイン」として話題になったんです。
もともとの目的は、「ZETA」という個人投資家と暗号資産ヘッジファンドをつなぐプラットフォームを作って、投資の透明性や公平性を高めることでした。
2018年にはICOで約220億円も集めて、なんと一気に5つの取引所に上場するなど、スタートはかなり派手でした。
運営会社も日本の金融庁から無登録営業を指摘され、日本オフィスは閉鎖。その後はロンドンに拠点を移しましたが、目立った進展はないままです。
GACKTさんも「アジア戦略アドバイザー」っていう肩書で積極的に宣伝していましたが、価格の暴落やスキャンダルが重なって、かなりのバッシングを受けました。
2021年以降は公式の情報も更新されていなくて、プロジェクトが機能しているのかすら不明な状態です。
ちなみに、大手仮想通貨情報サイトのCoinMarketCapに登録されているスピンドルの公式サイトはすでにドメイン切れでサイトは閉鎖状態です。

「詐欺コインだったのでは?」という声も多く、投資家の損失は200億円以上とも言われています。現時点では、スピンドルに将来性や信頼性を感じている人はほとんどいないのが現状です。
仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)の特徴
ここからはそんな仮想通貨スピンドルの特徴について詳しく解説していきます!
過去有名だったスピンドルだけどどんな仮想通貨だったんだろう…
と疑問をお持ちの方はチェックしてみてくださいね!
「ZETA」というプラットフォームの立ち上げを目的としていた
スタートしたのは2017年、日本のBLACKSTAR&CO.って会社が立ち上げました。「投資の透明性と公平性を実現する!」っていう理想を掲げていたんですが、実際にはあまり目に見える成果は出てこなかったんです。
グローバル展開を目指していたし、当時としては結構野心的なプロジェクトだったんですよ。
GACKT氏の関与とその影響
このプロジェクトで話題になった一番の理由は、やっぱりGACKTさんの存在です。
アジア戦略アドバイザーって肩書きで、めちゃくちゃ目立って宣伝してました。そのせいで「ガクトコイン」なんて呼ばれ方もしていましたね。
でも、プロジェクトが失敗してトークン価格が暴落すると、彼への批判も集中…。
GACKTさん自身も関与の度合いについて曖昧な発言をするようになり、結局「芸能人の名前を利用しただけ?」と疑問視されることになりました。
初期の話題性にはなったけど、信頼にはつながらなかった…という感じです。
ICOでの多額の資金調達額
これって当時としてはかなりの規模で、世界5カ国の取引所に一気に上場するほど勢いがあったんです。日本国内からの投資もかなり集まってて、やっぱりGACKTさんの影響力は大きかったと思います。
ただ、これだけの資金が集まったにもかかわらず、「そのお金どこに使われたの?」っていう疑問がずっと残ったままなんです。
プロジェクト自体も次第に失速していってしまいました。
異様な価格暴落を経験し「詐欺コイン」として名を馳せている
気がつけば「ほぼ無価値」状態。理由はいろいろあって、金融庁から「無登録で営業してるよね?」って指摘されたり、運営会社が日本から撤退してロンドンに拠点を移したり…。
こういったネガティブなニュースが続いて、投資家の信頼はどんどんなくなっていきました。
損失総額は200億円超とも言われていて、今では「詐欺コイン」なんて言われることも多いです。
価格が戻る兆しもほとんどありません…。
仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)の価格動向
スピンドル(SPD)は、上場当初こそ話題になり価格も上昇しましたが、その後は大きく値を下げる展開が続いています。
ICO直後の急騰から、現在のほぼ無価値に近い価格に至るまで、どのような流れだったのか気になるところですよね
ここでは、過去の価格推移とその背景について、わかりやすく解説していきます。
上場直後の急騰とその後の暴落
スピンドル(SPD)は、2018年5月にICOで約220億円を集めて、いきなり5カ国の取引所に同時上場するという大きなスタートを切りました。
GACKTさんが関わっていたこともあって、当初はかなり注目されていて、価格も一気に上がったんです。
でも、そこからは急ブレーキ。プロジェクトの中身がはっきりしなかったり、金融庁から「無登録で営業してるんじゃないの?」と指摘されたりと、ネガティブなニュースが続いて、だんだんと投資家の信頼がなくなっていきました。
さらに、市場操作があったんじゃないかという疑惑も出てきて、「なんだか怪しいかも…」と感じた人たちが次々と売却。
結果として、価格はどんどん下がっていきました。ピーク時には1SPDが約0.041ドル(約4.5円)だったんですが、そこから一気に無価値に近い水準まで暴落してしまいました。
現在の価格とその状況
今(2025年3月28日)時点でのスピンドルの価格は、なんと0.0000079ドル(約0.0009円)です。
もう、ほぼゼロに近いですね。1日の取引量もたったの約11ドル程度しかなくて、市場に出回っている人もほとんどいない状態です。
プロジェクトの公式な情報更新は2021年以降パタッと止まっていて、運営も活動してる気配がありません。
なので、今では「死にコイン」と言われることが多く、投資対象としては完全に見放されてしまっている感じです。
上場当時と比べて、99.97%以上も下がってしまっていて、ほぼ価値を失っているというのが現状です。
仮に上場直後に「これは絶対上がる!」と思って100万円ぶっこんでたら、今手元にあるのはたったの300円…。
漫画1冊も買えないレベルですね…。
もちろん、投資にはリスクがつきものですけど、ここまで下がっちゃうと、さすがに「マジかよ…」って感じですよね。もうほぼ紙くず状態です。
仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)の購入方法/買い方は?
スピンドル(SPINDLE/SPD)は、現在約0.0009円という極めて低い価格で取引されており、事実上無価値に近い状態です。
2018年の上場時から99.97%以上下落し、プロジェクトの停滞や信頼性の欠如から投資家に見放されています。
流動性もほぼ皆無で、取引量は1日約1,200円程度と、市場での価値がほとんど期待できないコインと言えます。
また、スピンドルを取り扱う取引所は、2025年3月時点でYoBitにほぼ限定されています。
当初上場していた5つの取引所(HitBTC、YoBit、Livecoin、EXRATES、IDAX)のうち、ほとんどの取引所が取り扱いを終了し、現在もアクティブに取引可能なのはYoBitのみです。
この状況から、購入の選択肢が極めて狭く、アクセス自体が困難であることがわかります。
どうしてもスピンドルを購入したいという方は、上記の取引所にアクセスして最新の情報を確認してみるといいでしょう。
仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)の将来性
価格は0.0009円とほぼ無価値で、1日の取引量もたった1,200円程度。
さらに、公式からの発信も2021年で止まっていて、プロジェクトとして動いている様子も見られません。
GACKTさんは筆者も非常に好きな芸能人さんなので、ぜひその将来性に期待したいところではあるのですが、なんとも残念ですね。。。泣
金融庁からの指摘や、信頼を失った経緯もあることから、今後の成長や再評価はほとんど期待できない状況です。
仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)から学ぶ注意点とリスク
ここからは、仮想通貨スピンドルの事例から学べる注意点とリスクについて解説していきます。
仮想通貨スピンドルから学ぶ注意点
スピンドル(通称ガクトコイン)のケースから、仮想通貨投資で「有名人が関わっているから安心」と思い込むのはとても危険だということがわかります。
GACKTさんの影響力で注目は集まりましたが、プロジェクトの中身がついていかなかった結果、大きな暴落につながりました。
さらに、運営企業の情報開示が少なかったり、金融庁から無登録営業を指摘された点も信頼性を大きく損ねました。
こうした例を見ると、投資前にホワイトペーパーや進捗状況、企業の姿勢などをしっかりチェックすることの大切さがよくわかります。
DYOR(Do Your Own Research)の精神を忘れず、全ては自己責任ということを念頭において慎重に投資判断を行なっていくことが大切ですね。
仮想通貨スピンドルが示すリスク
スピンドルは、仮想通貨の世界における「価格暴落」や「流動性の欠如」といったリスクをそのまま体現しているようなプロジェクトです。
上場後に価格が大暴落し、約200億円もの資金が失われたと言われています。
そして今は、価格がほぼ0円、取引量も極めて少ない状態です。
さらに、取引所は現在YoBitのみとかなり限られており、売ることすら簡単ではありません。
プロジェクトの更新も止まっていて、開発が完全に止まった状態だと考えられます。
こうした事例は、新しい仮想通貨に投資する際の「高い不確実性」と「大きな損失リスク」を教えてくれる、いわば教訓のような存在です。
仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)に関してよくある質問
- スピンドル(ガクトコイン)を買った人はどうなっていますか
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スピンドル(ガクトコイン)を購入した人々は、上場後の急落で投資額の99%以上を失いました。
現在、1SPDは約0.0009円とほぼ無価値で、流動性がないため売却も困難です。損失額は200億円を超え、多くの投資家が資金を回収できず塩漬け状態に陥っています。
信頼性不足や運営の撤退により、救済策も見つかっていません。
- 仮想通貨スピンドルに関わっていた芸能人は?
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スピンドル(ガクトコイン)に関わっていた芸能人として明確に確認できるのは、GACKTさんが挙げられます。
彼は「アジア戦略アドバイザー」として広告塔を務め、プロジェクトの宣伝に深く関与しました。
それ以外の芸能人が運営や宣伝に関わったという具体的な証拠は、現時点では見つかっていません。
仮想通貨スピンドル(ガクトコイン)のまとめ

スピンドル(SPINDLE / SPD)は、一時は華々しく注目されたものの、結果的に多くの投資家が損失を被る形となったプロジェクトです。
有名人が関わっていても、プロジェクトの中身や運営の姿勢が不透明であれば、仮想通貨はあっという間に信頼を失ってしまうという現実を、私たちに教えてくれました。
価格は上場時から99.97%以上も下落し、現在はほぼ無価値。
公式の更新も止まり、取引所もごくわずかという状況から見ても、将来的な回復は極めて難しいといえます。
こういった事例を知っておくことで、今後の仮想通貨投資において冷静な判断力を養うことができます。
「話題性」や「有名人の名前」に流されず、しっかりと本質を見抜いていきたいですね。


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